Quantcast
Channel: ウェブ桐生タイムス
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

「テラリウム」ブランド化、アライ・サンズ「TERRA LAB」

$
0
0

 園芸用資材や遊技機部品メーカーのアライ・サンズ(桐生市東五丁目、荒居良生社長)が、透明容器に植物を寄せ植えするテラリウムのキットでブランド化を図る。空気中の水分を吸収して生きるため、土を必要としない「エアープランツ」と呼ばれる植物類をベースに、ドライフラワーや宝石質の天然石などをパッケージングし、展開する。大手百貨店やホームセンターでの販売も進んでおり、引き続き販路を拡大していく考えだ。

 樹脂部品を本業とする同社は、経営多角化の一環で1994年に園芸分野に進出。これまでは農家向け容器などの生産を中心に手掛けてきたが、一般向け商材への本格進出を果たすため、流行のテラリウムに着目。デザイナーと協力し、「TERRA LAB(テララボ)」のブランド名で商品化した。

 桐生市本町のプラスアンカーで今春開かれたマルシェ(市場)で試験販売したところ好評で、これを機に売り込みを図り、三越日本橋本店での常設販売にこぎ着けた。植物や包装資材は県内メーカーを活用。容器を飾るハンモックのひもには、桐生の帯地を用いる予定だ。

 荒居社長は「オール群馬の商品として育てていく。展示のための木製什器(じゅうき)も自家生産しており、売り場丸ごとの提案もできる。カフェなどでテラリウムのワークショップも手掛け、浸透を図る。樹脂メーカーの利点を生かし、一点物の容器生産も請け負いたい」と話している。
関連記事:


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

Latest Images

Trending Articles