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中心街に55万人、桐生八木節まつり閉幕

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 第54回桐生八木節まつり(同まつり協賛会主催)が6日閉幕した。心配された雨もなく、事前告知も功を奏したのか、期間中、桐生の中心街はどっと人であふれた。各八木節やぐらの周囲では、まつりを待ちわびた踊り手たちが躍動。軽妙な足取りでリズムを刻み、「やんちきどっこいしょ」と威勢のいい掛け声で切れのある踊りを披露。日ごろのうさを一息に晴らした。桐生祇園祭も盛況で、天王番の桐生市本町二丁目町会には多くの市民が足を運び、巨大屋台で繰り広げられる数々の芸能を楽しんだ。まつり3日間の来場者数は延べ55万人(主催者発表)と、前回の52万5000人を2万5000人(前年比4・8%)上回った。

 最終日の6日、八木節踊りの中心地である本町五丁目交差点は、大勢の八木節ファンや若者たちであふれ返った。盛り上がりは「去年よりもすごい」と、通い慣れたファンも驚くほど。

 近づく閉幕に向けて踊りは激しさを増し、観客も一体となって最高潮に。やぐらのライトが落とされるたびに「アンコール」の大合唱が響き、最後の一瞬まで真夏のまつりを堪能していた。

 伝統の桐生祇園祭も盛況。天王番の本町二丁目町会所有の屋台では、最終日も芝居や祇園囃子(ばやし)、フラメンコなどが披露され、訪れた市民は115年の歴史舞台に刻みつける新たな一ページの目撃者となった。

 来場者が増加した理由について主催者側では、3日間天候に恵まれ、広告宣伝やSNSによる情報拡散、浅草での観光PRなどが功を奏したことに加え、まつりツアー商品の開発や、桐生祇園祭への関心が高まったことなどを要因に挙げている。
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