みどり市長選(4月8日告示・同15日投開票)に関連して実施が予定される同市選挙区の県議補選(改選数1)に向け、自民党みどり市支部(支部長・須藤昭男県議)が党公認候補として擁立を決めた現みどり市議の今泉健司氏(40)=笠懸町阿左美=が5日午前、同市役所笠懸庁舎で記者会見し、正式に出馬表明した。
今泉氏は、須藤県議(57)=笠懸町阿左美=の市長選くら替えに伴う県議補選に向け、同支部が1月に行った党公認候補予定者の公募に応募し、5人の応募者の中から選ばれた。同支部は近く党県連に公認申請する。
須藤支部長とともに会見した今泉氏は、志望動機について「縁あって市民になり、市議にしていただいた地域の皆さまに恩返しをしたい。県から俯瞰(ふかん)することで市の良さや改善点が見えてくると思った」などと述べた。
抱負として「須藤県議の取り組みを踏襲する」とした上で、県道の整備や、世界遺産の日光と富岡からの観光客誘致、農林業や商工業の支援などを挙げた。桐生市との合併については「(みどり市の現状の)約5万人規模がちょうどよいという市民の声が多く、私もそう思う」と原則反対の姿勢を示した。
市議を辞職する時期については、今後決まる県議補選の日程を踏まえて判断する考えを示した。
今泉氏は福岡県宗像市出身。同県立筑紫高校、同志社大卒。京都で古美術商の修業をへて、笠懸町阿左美の懐石料理店「いま泉」の娘婿として2004年から同町在住。同店敷地内で古美術店を経営する傍ら、14年4月の市議補選で初当選。15年4月に再選し現在2期目。昨年12月末に自民党に入党した。
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