桐生地方は23日夕、大気の状態が不安定となり局地的大雨(ゲリラ豪雨)に見舞われた。同日午後5時半ごろには桐生市錦町商店街のアーケードの天井が落下したと市消防本部に通報があり、消防署員が電動カッターを使って撤去した。
アーケードは金属製で、長さ約8メートル、幅約4メートル。中央部付近から南西側の天井が落下し、歩道をふさいだ。けが人はいなかった。
近くで喫茶店を経営している60代女性は「突然大きな音がしたので、驚いて外に出たら天井がはがれ落ちていた。雨の重さで耐えられなくなって落ちたのでは。通行人がいなくてよかった」と話した。
商店街関係者によると、現在のアーケードは1970(昭和45)年に設置され、老朽化などから2013年秋から翌年春までに撤去したが、一部は個人管理で残っている。
前橋地方気象台によると、みどり市付近はレーダーによる解析雨量で、午後5時までの1時間に約100ミリに達し、「記録的短時間大雨情報」が発表された。桐生市ではアメダスで午後5時58分までの1時間に33・5ミリ、最大瞬間風速は同5時5分に11・8メートルを観測した。
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