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一枚の写真がつないだ縁、齋藤作品「トラック」で初展示

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 桐生市琴平町の東群運送本社であす3日開かれる「グングン祭り」で、運送会社ならではのトラックを舞台にした初めての写真展が行われる。1枚の写真がつないだ縁で、同市錦町在住の写真家・齋藤利江さんの作品展示が実現。飲食店や雑貨店など約20ブースが軒を並べる同イベントを盛り上げる。

 グングン祭りは、同社が倉庫保管や輸配送を受託している荷主の商品のPRと、トラックとのふれあいを通じて運送業に親しんでもらおうと、桐生ファッションウイークの一環として昨年から始めたものだ。

 2回目の今回の目玉は、トラックでは初開催となる齋藤利江さんの写真展。同社の齋藤佳代子社長が今年1月、知り合ったばかりの齋藤利江さんの自宅を訪ねた際、たまたま目にした昭和30年代の写真がきっかけだった。

 その写真は、水道山にあった割烹(かっぽう)旅館「楽山荘」で、お座敷に出る芸者の後ろ姿を撮影したもの。同旅館は齋藤社長の祖母が経営していたゆかりの場所だったため、不思議な縁を感じた2人はすっかり意気投合した。

 祭りでは13トントラックの荷台に、楽山荘をはじめ昭和30年代に撮影した写真を幕などを交えて展示。6日開催のクラシックカーフェスティバルにちなみ、2013~15年度の同イベントで撮影した写真なども展示する。

 このほか会場には、荷主や同社が参加する定期市の出店者仲間ら、飲食や雑貨、衣類など約20ブースが出店予定だ。

 齋藤佳代子社長は「(楽山荘の)写真を最初に見たとき、先祖に導かれたような気がした。トラックでの写真展を通じて運送業を身近に感じてもらえたら。(荷主らの)魅力的な商品もぜひ多くの人に知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

 開催時間は午前10時から午後3時まで。問い合わせは東群運送本社(電0277・45・0195)へ。
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