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屋外広告物条例提案へ 桐生市が独自規制可能に

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 桐生市は18日午前、30日開会の市議会定例会に提案予定の議案を発表し、屋外広告物を市が独自に規制する条例案を提案することを明らかにした。桐生ならではの地域特性に応じた景観づくりを誘導するため、屋外広告物を規制する県から権限移譲を受けて市条例を制定するもので、施行日は来年4月。県条例の現行規制をおおむね引き継いだ内容だが、市独自の規制地区を設けることも可能になる。

 市は2012年の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)選定などを踏まえ、13年に独自規制がかけられる「景観行政団体」に指定。桐生ならではの地域特性に応じた景観づくりを誘導するための施策に取り組んでいる。

 今年4月には新たな景観条例と景観計画を施行し、市全域の建築行為に対する色彩などの新ルールを決定。これまで県条例で規定されていた屋外広告物についても、県から権限移譲を受けて市独自の条例制定を目指す。

 条例案では、許可を受けることで広告物を表示できる「許可地域」と、原則表示してはならない「禁止地域」を設定。許可基準や適用除外、許可申請方法、違反した場合の罰則なども定めた。

 このほか、良好な景観の形成・保全が必要な地域を指定して独自の規制をかける制度も設定。その一方で、市民の混乱を招かないよう、県条例の現行基準をおおむね引き継いだ内容としている。

 屋外広告物条例を制定済みの県内市町村は、前橋市、高崎市、伊勢崎市、太田市、藤岡市、富岡市、下仁田町、中之条町、川場村の9市町村。
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