当地でも冬の県民交通安全運動に伴う啓発活動が期間中のほぼ毎日、各所で実施されている。主要交差点などで、黄緑色のジャンパーを着用し、のぼり旗を掲示したり啓発材を配るなどして悲惨な交通事故防止に努めている▼その活動に参加しているのは、それが仕事の警察や交通安全協会、市の担当者だけでない。多くは民間のボランティアであり、年配者である。活動は春と秋の全国運動に夏と冬を加えた計４回、延べ４０日間行われており、その姿を見るたびに頭が下がる▼活動は日中とは限らない。今運動ではみどり市で夜間街頭指導もあり、４日は同市交通安全会笠懸支部が笠懸町内の主要交差点計１０カ所で実施し、８日には同市交通指導員笠懸・大間々・東の各支部が各地区の主要交差点計５カ所に立って安全運転を訴える。暖冬とはいえ、夜間はきつかろうに▼女性の立場から参加している桐生女性ドライバークラブは今回も高齢者訪問活動を実施した。会員の高齢化は進んでいるが、交通安全に対する思いは衰えず、「母の恩は海より深し」を垣間見る▼運動はこういったみなさんによって成り立っているわけで、そのメッセージが一人でも多くの人に伝わることを願う。（ま）
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