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「塩原バイパス」ルート案示す 国道122号

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 みどり市大間々町桐原―下神梅間の国道122号、通称「七曲り」に代わる新たな道路として県が計画している同国道「塩原バイパス」のルート案が明らかになった。渡良瀬川右岸のがけ沿いを蛇行する現在の道に代わり、対岸の同町塩原地区を通る新たな道を整備する。同川とわたらせ渓谷鐵道の線路をまたぐ新たな橋も建設する計画で、総事業費は15億円を見込む。

 県桐生土木事務所が24日までに、新ルートの計画案を同町塩原、神梅の両地区住民らに初めて示した。

 計画案によると、新ルートは渡良瀬川をまたぐ福岡大橋の北側から塩原地区を通り、旧福岡西小の敷地南側をかすめ、再び同川を渡って下神梅地区の現道に合流するもの。

 制限時速50キロの車道(幅3・2メートル)2車線と、道路北側に幅2・5メートルの歩道を整備するほか、旧福岡西小の西側付近に同川を渡る長さ180メートルの橋を新設する計画で、橋を含む計画区間の総延長は1550メートル。
 完成時期は未定。同事務所はおおまかなスケジュールとして、2017年度に測量と詳細設計、18年度に用地調査を行い、なるべく早く用地交渉に着手したい考えだ。

 「七曲り」は、福岡大橋わきと神梅地区を結ぶカーブが連続する難所で、連続雨量150ミリを超えると通行規制されるほか、がけ崩れや落石での通行止めも少なくない「大変危険な区間」(同事務所)。塩原バイパスはこの区間の安全と利便性向上を図る迂回(うかい)路で、完成後はこちらが国道の本線となる。

 地元説明会では、計画案に対する疑問や、バイパス完成後の現道の扱い、これを機に塩原地区の最寄りとなるわたらせ渓谷鐵道の新駅をつくれないかといった意見も出た。同事務所は「現在は予備設計の段階で、地元の意見を踏まえた上で詳細設計に入りたい」とし、現道については「市道にするかどうかも含め、これから決めたい」としている。
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