この時期に真夏日はやめてほしい。とはいっても自然のことなので仕方がないとあきらめるか▼足利市の中橋下の河川敷で毎年、春と秋に行われている「足利ひめたま祭」。アニメやゲームのキャラクターが自動車やバイクの車体に描かれている「痛車」の展示が中心のイベントだ。21日に春の祭りが行われ、過去最高の約600台が各地から集結。合わせてキャラクターになりきる「コスプレ」の参加者も今回は目立った▼自動車は展示に3000円、バイクは1500円かかるのだが、自慢の「痛車」を「見せたい」「“同好の士”と語り合いたい」というオーナーたちがこぞって参加している。実際、車を囲んで熱心に「こだわり」の部分について話し合っている姿もあった。参加者に話を聞いてみると「この会場はロケーションがいい」という答えがいくつも返ってくる。河川敷というオープンスペースながらも、橋や堤防、川に囲まれた「ゆるい閉鎖空間」がいいらしい。気兼ねすることなく思い切り楽しめるのだそうだ▼この「ひめたま祭」、当初は「何やってるんだろう」という目もあったというが、今ではすっかり足利の欠かせない名物になっている。ほんと足利の文化は幅広いと感じている。(ほ)
関連記事:
↧
ひめたま祭
↧