23日に開幕した第46回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会(通称JX―ENEOSウインターカップ2015)の女子2回戦が24日、東京体育館で行われ、群馬県女子代表の桐生商業(西條佑治ヘッドコーチ、高瀬愛莉主将)が福島西(福島県代表)と対戦した。前半にリードを許した桐商は終盤に猛追したものの差を詰め切れず、57―66で惜敗した。
2年ぶり2回目の大舞台に挑んだ桐商は、高瀬主将がゲームメークし、山野井美優と宇治川愛の“3枚看板”でゴール。第2ピリオドは互角の展開となり、原國英海の3ポイントシュートで17―17の同点とし、山野井が逆転ゴールを決め、一時23―22とした。
再びリードを許したものの第3ピリオドは徐々に調子をあげ、山野井の回り込んでのシュート、宇治川のバックシュートなどで最少6点差までつめた。
第4ピリオドで金子ひかりらがゴール、高瀬主将のフリースロー2本で50―58とした。だが、リバウンドを制した福島西は着実に加点。桐商はパスミスとスチールなどが響き、涙をのんだ。
【西條コーチの話】立てた作戦をよく理解し、選手がどのくらい表現できたのか疑問だ。オフェンス面は後半に山野井一辺倒になってしまった。高瀬、宇治川が3枚として機能しなかった。日ごろからのコミュニケーションが改めて必要と感じた。
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