19~22日に熊本市で開かれる全日本中学校陸上競技選手権大会(全中)に、桐生地区(桐生・みどり両市)から3年男子生徒4人が出場する。笠懸南中の北村勇貴選手(1500メートルと800メートル)と富井海斗選手(走り高跳び)、中央中の嶌田絢介選手(砲丸投げ)、樹徳中の深澤宏輔選手(1500メートル)。先月の県総体を新記録で制した清流中2年の帰山侑大選手(1500メートル)=8月4日付16面既報=も含め、全中参加標準記録を突破した5人が全国の舞台でさらなる高みを目指す。
3年4人は6月の通信陸上群馬大会で、北村選手が1500メートル4分5秒57、800メートル1分58秒71、深澤選手が1500メートル4分8秒31、富井選手が走り高跳び1メートル85、嶌田選手が砲丸投げ13メートル56で、それぞれ標準記録を突破して全中出場を決めた。
8月7、8日に宇都宮市で開かれた関東大会では、北村選手が1500メートル4位、帰山選手が同9位、嶌田選手が砲丸投げ6位、富井選手が四種総合3位と、関東出場者全員が10位以内に入っており、全中での上位入賞に関係者の期待が高まっている。
小学生時代、北村選手はサッカー、富井選手はドッジボール、深澤選手は空手などと別の競技に打ち込み、陸上を本格的に始めたのは中学入学後。最後の全中を中学陸上の集大成にしようと意気込んでいる。
北村選手は1年から全国大会を経験し、全中2年連続出場の実力者。「関東ではラスト勝負を経験できた。持ち味の瞬発力を生かして8位以内に入賞したい」と目を輝かせる。
富井選手、嶌田選手、深澤選手は初めての全中。「初の大舞台を楽しみたい。いつも通りのパフォーマンスを発揮したい」(富井選手)、「自己ベスト更新が目標。自分の力がどれだけ通用するか楽しみ」(嶌田選手)、「体調管理に失敗した県総体の反省を生かし、全中では会場の雰囲気にのまれずに自己ベストを更新したい」(深澤選手)と抱負を語っている。
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