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「梅田音頭」輪になって踊ろう、婦人会員ら中学生に伝授

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 梅田を愛する住民が作詞作曲、振り付けもした「梅田音頭」の踊りの輪が、広がっている。3年前に桐生市立梅田南小学校の運動会で復活しており、梅田中学校(小川哲雄校長、生徒数85人)の体育祭でも踊ることになった。19日には秋の澄んだ空のもと、地元婦人会(川島長子会長)のメンバー15人の指導で練習を積んだ。本番は27日、午前11時半ごろから校庭に大きな輪をつくって全員で踊る。

 梅田の四季や風物、名所を織り込んだ「梅田音頭」は昭和35(1960)年、糸井孝二さんが作詞作曲。「ハァー木の芽ふくらむ梅田の春よ」で始まり、「サーサ梅田の冬に来い冬に来い」と4番まで。スケート場があったことも歌詞にとどまる。有線放送があった時代にはしきりに流されたそうで、婦人会の向田道子さんと青木サトさんが振り付けをして踊っていた。

 梅南小でも昭和50年ごろから運動会に取り入れていたが、平成に入ると八木節にとって代わられたという。それが復活したのは、向田さんの遺言から。願いを託された川島さんら婦人会が、小学生に教え始めたのだ。カセットテープだった歌もCDに再生できた。

 「地元の結束になれば。私たちもそろいの赤いポロシャツでまぜてもらって、若さを吸収できます」と川島さん。

 小6から踊っている吉田清人さん(3年)は「梅田らしい音楽だと思うので、大事にしたい」といい、前原葉月さん(2年)も「意外と覚えてた。体育祭でも楽しく踊れたらいい」とニコニコ。中学生にとっては普段聞き慣れている音楽と違って、昔ながらのメロディー、リズムなのだ。

 今年度に赴任した小川校長は「地域に根付いた音頭ですね。小学校の運動会で私も初めて踊りました。中学校でも楽しみながらみんなで踊りたい」と話していた。
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