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張り出し歩道で安全守れ、桐工生が工事現場を見学

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 桐生市の市街地と同市川内町を結ぶ県道川内堤線の小倉峠付近(堤町三丁目―川内町一丁目)で、自転車と歩行者が安全に通れるよう前年度から工事が進んでいる「張り出し歩道」。桐生工業高校1年生約40人が18日午前、現道を交通規制しながら進める同工事の現場を見学し、安全確保と工事関係者の協力体制の重要性を肌で感じた。

 同県道は1日平均約8千台以上の車が通る市内有数の交通量で知られ、川内町から市街地に通う高校生の自転車通学者も多いため、渡良瀬川沿いに幅員1~2メートルしかない片側歩道の狭さが安全上の課題となっている。

 同工事は、自転車や歩行者の安全を守るために同県道の小倉峠付近約400メートル区間で、渡良瀬川沿いに張り出す形で幅員3メートルの新歩道を整備するもの。前年度に堤町三丁目側(ローソン側)から工事が進んでいる。

 今回の工事見学は、県が進める建設業を身近に感じてもらう取り組みの一環。県桐生土木事務所が将来の建設業の担い手となる桐工生を招き、高校生の通学利用が多い同歩道の工事現場を見てもらおうと企画した。

 同歩道を自転車で毎日通っているという桐工生の高橋竜児さん(1年)=同市川内町一丁目=は「一つの工事に多くの関係者がかかわっていることを初めて知り、チームワークの大切さをあらためて感じた」と語った。

 同歩道工事は今年度中に、川内町一丁目側の一部を残して全体の3分の2が完成予定。2020年度の全線供用開始を目指す。
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