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雪の感触

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 ズシッ。うわ、重い…。あの感触は、4年たった今も両腕と腰にしっかり残っている。2014年2月15日早朝。前夜から降り積もった庭の雪をかこうと、スコップを持ち上げた最初の感触。水分をたっぷり含んだ雪はずっしりと重く、その後の被害を予感させるのに十分な手ごたえがあった▼重い雪は桐生、みどり両市の物置やカーポートも数多く損壊し、特にハウス農家が多いみどり市では市内農家の9割にあたる180戸がハウス倒壊などに見舞われ、28億円超の農業被害を出す記録的な雪害となった▼そして、きのう22日。「東京に4年ぶり大雪警報」のニュースを聞き、あの感触がよみがえった。午後から降り始めた雪は夜半まで降りしきり、けさ庭先で測ったら21センチ積もった。だが雪質は軽く、ビニールハウスを押しつぶすほどではないと思った。実際、桐生地域では4年前のような被害は出ていないようだ▼問題はあすの朝だ。日陰などに残った雪が凍結すると、転倒やスリップ事故が起こる。雪上歩行の基本は前傾・小股で、足の裏全体を体の下に置くようにして歩き、足の裏を滑らせないようにする。車は急発進・急ブレーキをしない。ちょっとした心構えで滑りにくくなるものだ。(
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