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4年ぶり大雪、最大積雪量は25センチ

 発達した低気圧の影響で、桐生地方は22日午後から雪が降り続け、桐生市消防本部が観測した同本部内(元宿町)の最大積雪量は25センチ(同日午後10時時点)と2014年2月(45センチ)以来4年ぶりの大雪となった。この影響で車のスリップ事故や転倒でけがをする人が相次ぎ、鉄道に運休や遅れが生じた。

 桐生署によると、管内の雪の影響による交通事故は22日夕から23日朝までに16件発生。大半はスリップ事故で、うち人身事故は1件(軽傷)、ほかは物損事故だった。

 桐生市消防本部によると、雪に関係する救急出動は22日夕から23日朝までに6件あった。車の自損(転落)事故が1件、除雪や歩行中の転倒が5件で、うち3件は骨折と診断された。

 東武鉄道は22日午後、特急りょうもう号の上下計24本を運休。JR両毛線は22日夜、栃木県小山市内の思川駅でポイント点検を行った影響で上下線とも一時運転を見合わせた。わたらせ渓谷鐵道は、多少の遅れなどは出たようだが通常運行を行った。

 前橋地方気象台によると、24日以降は冬型の気圧配置と強い寒気の影響で冷え込みが厳しくなるため、日陰の路面などは凍結する恐れがあり、スリップ事故や転倒などに注意を呼びかけている。

農業被害通報なし

 新田みどり農協によると、23日午前9時半現在、桐生、みどり両市の農家からビニールハウス損壊などの被害の通報はないという。

融雪剤など配布

 みどり市危機管理課では雪害に備え、ブルーシートと融雪剤(塩化カルシウム)を市役所笠懸庁舎、大間々庁舎、東支所の3カ所に準備しており、希望する市民に配布している。
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