桐生青年会議所(JC、坪井良樹理事長)がレゴブロックで桐生・みどり両市のまち並みを子どもたちとともに再現する。創立60周年記念事業として行うもので、小学校高学年の児童を対象に参加者を公募し、新年度の4月から制作をスタート。幅4メートルを超える大作になる予定で、7月に完成披露する。
「ブロックタウンきりゅう」と名付けた記念事業は、郷土の将来を担う子どもたちにまちを愛する心をはぐくんでもらうのが目的。専門家の監修で、桐生市市民文化会館や富弘美術館など両市の象徴的な建物や商店街のまち並みなどをブロックで制作するほか、「10年後に地域にあったら面白いと思うもの」を募集し、形にする。
小学4~6年生を対象に参加者を公募。ワークショップを開くほか、子ども向けの体験型講座「きりゅうアフタースクール」を展開するNPO法人キッズバレイとも連携。NPOの拠点「cocotomo(ココトモ)」の一角に場所を設け、子どもたちに自宅などを自由につくってもらう。完成後は市民文化会館4階エレベーターホールに展示される。
担当部会長の池末晋介さんは「子どもたちに自分の住む場所のいいところを知って、まちをもう少し好きになってもらい、大きくなったときに地域をどうしたらいいか考えてもらうきっかけになれば」と話す。
核になる建物はメンバーが専用ソフトで設計中。すべてをつくり上げるには15万ピースを超えるレゴブロックが必要になるため、不用になったブロックの寄付を呼び掛けている。協力者は記念プレートに名前が掲載される。
ブロックの送り先と問い合わせは事務局(〒376―0035桐生市仲町2の9の36桐生倶楽部内、電46・3777)かキッズバレイ事務局(〒376―0031桐生市本町5の51東武桐生ビル1階、電46・7486)へ。
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