第68回秋季関東地区高校野球大会は31日、曇り空の中、関東地区の15校が参加し、さいたま市の県営大宮公園野球場で幕を開けた。開幕試合では樹徳(群馬1位)が花咲徳栄(埼玉2位)と激突。両エースの投げあいで中盤まで1点を争う好試合を展開したが、大会屈指の左腕高橋昂の前にあと1本が出ず、2―4で敗れた。一方、市営大宮球場の第1試合では桐生第一(群馬2位)が千葉明徳(千葉2位)と対戦し、五回を終え、桐一が5―0でリードしている。
◎…樹徳は初回、1死一、三塁と徳栄のエース高橋昂の立ち上がりを攻めるが、4番大関、5番新井が三振し、先制の好機を逃す。
樹徳の1年生エース小寺は四回まで1安打と抜群の立ち上がり。五回には2死から3連打を浴びるが、レフト茂木の好返球で得点を許さず。しかし、援護のないまま迎えた六回、2本の二塁打で2点を献上。八回には無死一、三塁から堅守で2死までこぎつけるが、捕手嶋田の二塁送球の間に1点を奪われ、九回にも適時打で1点を失った。
九回裏、6番茂木が内角のスライダーを強振し、2点本塁打を放つが、反撃及ばず。2―4で敗れ、初のセンバツ出場は遠のいた。
◎…両チームとも無得点で迎えた四回裏、均衡を破ったのは桐一だった。四球で出塁した先頭打者の高田が鏑木の二塁適時打で生還し、先制。その後も着実に攻撃を積み重ね、この回4点を挙げた。
桐一の先発エース内池は初回に1安打を許すも、二、三、四回を三者凡退に抑える力投を見せている。
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