風は冷たくも梅の香漂い春の日差しが降り注ぐ1日、公立、私立高校で一斉に卒業式が行われた。
県立桐生女子高校(野村聡校長)では、管弦楽部の祝賀演奏に乗って卒業生が入場。全日制課程は英語科37人と普通科158人の195人、通信制課程は22人の計217人が一人ひとり担任の呼名を受けて立ち、代表に卒業証書が手渡された。
野村校長は式辞で「それぞれの夢に向かって根気強く取り組んで」「人として美しい生き方をしてほしい」とはなむけの言葉を贈り、「美(うま)し園、桐女の卒業生です」との誇りを添えた。
在校生を代表して見供南望子さんが「桐女生としての芯の強さ」を示した先輩たちに「自分だけの道を切り開いていってください」と送辞。卒業生代表は全日制課程の井上輝さんが悔いなく過ごせた3年間を振り返り「あふれる元気、団結力。桐女が大好きです」と、通信制代表の須田有規子さんは「ここで得た自信を糧に道を歩んでいきます」と答辞を述べた。
保護者代表の謝辞のあと、式歌「仰げば尊し」と校歌を斉唱。閉式となり、卒業生は在校生や教職員、保護者の拍手を受けて式場を後に。3年間の思い出のつまった学びやを巣立っていった。
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