庭のサクランボの花がぱっと咲いた。いよいよ桜（ソメイヨシノ）の開花も近い▼日本気象協会の開花予想によると、最も早いのは２０日の名古屋市と愛媛県の宇和島市で、２１日には東京都千代田区（靖国神社）と岐阜市で開花するという。前橋市は２９日で、平年より２日早く、昨年より１日遅い▼当地はいつだろうか。例年最も早いのは桐生市の桜木中だ。前橋より１週間ほど早い年もあり、既にピンク色のつぼみが膨らみ始めているものもあるから、来週早々にも咲くかもしれない▼ちなみに桜木中で、過去５年で最も開花が早かったのは２０１３年の３月１８日。次いで昨年の同２３日。１４年も同２５日とわりと早かった。中央中も負けじと早く、桜木中より１日遅れで開花することが多い▼桜の便りが届くのはうれしいが、花粉症の人にとってはつらい時期でもある。同協会によると、東京都心のこれまでの飛散数は今季の予想飛散数のまだ半分程度。春本番の暖かさとなるきょうとあすは大量に飛ぶ見込みで、万全の対策が必要だ▼スギ花粉は今週が峠になるらしいが、次はヒノキ花粉のシーズン。まだまだ気が抜けない。寅さん流に言うなら、「さくら、春はつらいよ」。（ま）
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