みどり市の市制施行１０周年記念式典が２７日、同市笠懸野文化ホールで開かれた。県内１１市と栃木県足利、佐野両市の市長や市議会議長も含め約５００人が列席する中、市政功労者や善行者、市章などの考案者ら２２人と１団体を表彰。県内１２番目、両毛地域６番目の新市として誕生した同市の節目を祝った。
同市は「平成の大合併」に伴い２００６年３月２７日、笠懸、大間々両町と勢多郡東村の旧３町村が新設合併し、県内では安中市に続き４８年ぶりの新市として誕生した。
式典では、同市と同じ日に誕生してこの日で満１０歳になった久間田美咲さん（笠懸町）と吉田百花さん（大間々町）の２人が開会宣言。笠懸野合唱団が「みどり市の歌」を斉唱した。
石原条市長は式辞で１０年を振り返り、子育てや安全安心、新エネルギーなどに重点的に取り組んだとした上で、人口減克服に向け「２０４０年の合計特殊出生率の目標を２・２０と設定し、地域一丸となって総合的な取り組みを行う。品格あるまちづくり、最先端の市として発展をめざしたい」と述べた。
市誕生の功労者として、田村確也・旧笠懸町長、近藤昭次・旧大間々町長、坂本正幸・旧東村長の３人を特別表彰。公職１０年以上の１１人を市政功労者、高額寄付者ら３人と１団体を善行者として表彰した。
市章考案者の小室ひとみさん（高崎市）と、「みどり市の歌」作詞者の佐藤清人さん（大間々町）、１０周年記念キャッチフレーズを考案した志田貴志生さん（大間々町）、記念ロゴをデザインした茂木克浩さん（伊勢崎市）と小林ひかりさん（太田市）にそれぞれ感謝状を贈った。
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