台湾でトップクラスの国立臺中高級工業職業学校から、生徒36人と教職員が来桐した。教育旅行の一環で、18日には県立桐生工業高校(大谷龍二校長)を訪問して同世代同士で交流、機械、電気、建設、染織デザイン4科を回って実習設備を見学、代表生徒の説明に耳を傾けた。
両校の交流の橋渡しをしたのは群馬大学理工学部の志賀聖一教授。台湾からの留学生が帰国し、その教え子が勤務するのが臺中市にある同校で、訪日熱は高く、今回は工業都市への教育旅行を計画。1~3年生男女36人が来桐した。
歓迎行事では両校の校長、生徒代表があいさつ、学校の様子を紹介し合った。臺中の同校は難関校で、12科のうちには汽車科、冷凍空調科、グラフィックアーツコミュニケーション科などもあり、大学進学率は8割という。「姉妹校交流を進めたい」と許校長。ブラスバンド部の演奏のあと、各科を回った。
両校の生徒たちは見学の合間にも写真を撮り合ったり用意したプレゼントを交換したり。同世代同士なごやかに笑顔を交わしあっていた。
臺中の一行は前夜に来日、富士重工を見学して群大桐生キャンパスから桐工を訪問、夜は水上でホームステイ。19日は伊香保周辺、20日に東京を見学して21日に離日する予定だ。
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