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東分署移転案示す、旧北中跡に

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 桐生市は28日午前、旧市立北中学校のプール用地とテニスコート用地、旧市立昭和幼稚園の跡利用方法の行政案を示した。旧北中プール用地は桐生消防署の東分署の移転用地とし、同テニスコート用地は公募で民間企業などに売却か貸し付け。旧昭和幼稚園は、障害児者向け2施設の併設を条件に、公募で社会福祉法人に売却か貸し付けを行う。市は5月2日から1カ月間、同案について市民から意見を募集した上で、跡地利用の正式決定を目指す。

 市立学校の適正配置で閉校・閉園した教育施設の跡利用を進める市が、同日午前の市議会総務常任委員会(北川久人委員長、8委員)の協議会で明らかにした。

 これまで旧昭和幼稚園(美原町、2009年閉園)の跡利用方法は未定。旧北中(西久方町一丁目、同年閉校)は群馬大学関連施設での活用が決定済みだが、プール・テニスコート両用地の跡利用方法は決まっていなかった。

 行政案によれば、旧北中校舎の山手通りを挟んだ東側にあるプール用地(天神町一丁目、面積3723平方メートル)は、築47年で老朽化が進んでいて919平方メートルと敷地が手狭な東分署(東一丁目)の移転用地とする。移転後も同じ担当エリアとなる見通しだが、分署の名称変更は検討する。

 旧北中校舎から約200メートル北東の山手通り沿い西側にあるテニスコート用地(天神町二丁目、面積2696平方メートル)は、市が直接活用する見込みがないため、公募で民間企業などに売却・貸し付けを行う。

 旧昭和幼稚園(美原町、面積2296平方メートル、鉄筋コンクリート造2階建て744平方メートル)は、障害者の単独型短期入所施設と障害児の放課後等デイサービス施設が市内で不足していることから、両機能を併設した施設を運営する社会福祉法人に売却か貸し付けを行う。

 市内では現在、障害者の単独型短期入所施設を運営しているのは9施設5法人。障害児の放課後等デイサービス施設を運営しているのは5施設4法人。市は「拠点施設が市中心部にあることが望ましい」としている。

 市民意見の公募は5月2日から6月2日まで受け付ける予定。市は寄せられた意見を踏まえ、早ければ6、7月にも庁議で跡利用方法を正式決定する。問い合わせは市企画課(電0277・46・1111、内線524、525)へ。
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