第53回桐生八木節まつり(8月5~7日)の新イベントとして、「お化け屋敷」が催されることになった。昨年をもって終了した「まゆ玉ころがし大会」にかわる行事として、桐生青年会議所(JC、坪井良樹理事長)が企画するもので、桐生市市民文化会館で28日午前開かれた同まつり協賛会の企画財務委員会の席で公表した。有鄰館煉瓦蔵を会場に、8月6日の開催を予定している。
桐生JCはまゆ玉ころがし大会終了後から、「誰でも気軽に立ち寄り参加できるイベント」を切り口に代替行事を検討していた。
遊園地などの定番アトラクションとして知られるお化け屋敷だが、近年は遊休施設や地域を舞台にするなど、まちおこしに結びつける形での活用が全国で活発化している。
これまでにない新しい試みとして手掛けることで、桐生と八木節まつりを活性化できると桐生JCは判断。東京都内の住宅地を舞台にお化け屋敷を運営するほか、テーマパークなどの企業や自治体と組んで企画をプロデュースする「オバケン」の日比健さんらを招き、地域活性化の事例や可能性、ゾンビの動きを学んだ。
事業を主管するきりゅうの魅力創造委員会の西山和孝副委員長は企画財務委で「有鄰館を舞台に全く違うイベントをやることで大きなインパクトが期待できる。50万人が訪れる観光資源である祭りを盛り上げアピールしたい」と狙いを語った。具体的な内容などの詳細は今後詰める。
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