「還暦クラス会」の案内が届いた。中学校卒業から44年が過ぎ、人生の一区切りとして、一人でも多くの出席を期待しているとあった▼全体クラス会は亡き有志の音頭で、不惑の40歳から5年ごとに開催してきたが、今回からは年齢を考慮して4年に1度、オリンピックの年に開催することになった。記者は前回、卒業40周年記念ということで初めて出席したが、今回も節目なので出席予定でいる▼ちょっと前にNHKが幹事代行会社が増えて、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で出席者を募る様子などを紹介していたが、1クラスしかないわれわれにはあまり関係のない話と受け流した▼しかしながら、その中で、同窓会はなぜ盛り上がるのか、あるいはなぜ集まるのかという問いに対して、出席者からは「絆」や「癒やし」、あるいは「活力になる」といった感想が聞かれた。番組は「自分の今を映し出す鏡となり、心の活力にもなるのかもしれない」と結んでいた▼われわれも年に2、3度のミニクラス会で同じようなやりとりをすることがある。いまだに明確な理由は見つかっていないが、強いて言えば利害関係のない「同級生」という絆が強いのかもしれない。(ま)
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同級生の絆
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