日本棋院桐生支部の前支部長の宇田川康夫さん（８５）＝桐生市広沢町＝が日本棋院の２０１５年度普及活動賞を受賞した。この４月に１０年務めた支部長を退いた宇田川さん。「支部会員のみなさんの協力のおかげ。感謝しています」と話した。
普及活動賞は支部の活動にとどまらず、県碁界の囲碁普及や入門者、初級者の育成に貢献した人に与えられるもの。今回で３４回を数え、３１都道府県から４０人が受賞。群馬県からは宇田川さんだけだった。
宇田川さんは東京出身。大学卒業後、赴任した太田高校で囲碁と出あった。桐生高校に勤務していた１９６８年に日本棋院の会員となり、２０００年から南囲碁クラブの会長を、０６年から桐生支部長を務めた。
桐生支部の会員は現在６０人で、桐生市文化祭の市民囲碁大会をはじめ、春、夏、秋の年４回囲碁大会を開催している。宇田川さんは「桐生支部がいただいた賞。たまたま代表として受領したと思っている」と話し、「今後は一会員として会に協力していきたい」と話した。
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