みどり市東町の沢入国際サーカス学校を運営するNPO法人と同校OBらが2年前にスタートさせた、旅巡業第2弾「サーカスはリヤカーに乗って」が無事ゴールしたという▼放射能汚染の影響で休校を余儀なくされた4年前、休校せざるをえない状況に追い込んだものや、同校の活動をより多くの人に知ってもらおうと、九州、四国までの旅に挑戦したのが始まりだった▼第2弾は東日本大震災3年の日に公害の原点足尾町の松木沢近くを、リヤカーを引いて出発した。この時、リヤカーに「足尾からオキナワへ」ののぼり旗も立て、“公害”とする原発事故や在日米軍基地問題への抗議の旅を強くアピール。関東、東海、関西を経て、鹿児島の川内原発まで南下したものの、海を渡ることはできなかった▼そして今年、ついに終点の沖縄行きがかなった。代表の西田敬一さんは「辺野古・高江の基地建設反対の人々を支援し、共に活動するための旅であり、それはまた当校の一つの公演形態であることを理解してくれた多くの人の支援がなければ実現しなかった」と感謝。今後も活動を続けていくという▼同校は今年9月に開校15周年を迎える。今度はどこへ向かうのだろう。(ま)
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