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ラジャパクサ前スリランカ大統領ら来桐

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 スリランカの政治家で2015年まで第6代大統領を務めたマヒンダ・ラジャパクサさん(70)が16日、来日に合わせて桐生市を訪れた。スリランカの支援活動に取り組むNPO法人JNU国際支援事業委員会(齋藤元治理事長、太田市藪塚町)の呼び掛けに応じたもので、保育園児たちの元気な歓迎ぶりや、消防車両の寄贈に、穏やかな笑みを浮かべていた。

 ラジャパクサさんは1945年、スリランカ生まれ。父親も政治家で、70年に国会議員に初当選。大臣などを務めた後、2004年に首相就任、05年の大統領選で勝利し、第6代大統領に就いた。在任中、長年にわたるスリランカ内戦を終結させている。

 今回の桐生訪問は、JNU国際支援事業委員会のスリランカ支援が縁となった。齋藤理事長によると、これまでにも複数の消防車両や農機具、学用品といった物資を現地に送り届けており、友好関係は深い。NPOメンバーがスリランカを訪れたことはあるが、ラジャパクサさんが群馬県を訪れるのは今回が初めて。

 この日は同国の国会議員ら約20人が来桐。大雄保育園では両国の旗を振った4、5歳児たち80人が「アユボワン(こんにちは)」と大歓迎。園児が描いた似顔絵を受け取ると、前大統領は笑顔を浮かべ、一緒に写真に納まった。また、大雄院(橋本恵一住職)では、齋藤理事長が市から譲り受けた消防車両を贈呈した。

 旅の安全祈願の後、ラジャパクサさんは「子どもたちの歓迎がとてもうれしかった。消防車の寄贈は大いに役立つ」と感謝していた。

 一行は亀山豊文桐生市長を表敬訪問した後、栃木県日光市に向かった。20日に帰国する予定。
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