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開会式だけで開幕、雨で試合は順延 高校野球群馬大会

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 第98回全国高校野球選手権群馬大会は9日、67校65チームが参加し、前橋市の敷島球場で開会式を行った。しかし、早朝から降りしきる雨のため、開幕日に予定されていた4試合は中止となり、あすに順延に。それでも観客席には大勢の高校野球ファンがつめかけ、選手は初戦に向け、静かに闘志を燃やしていた。

 開幕日の試合が中止となるのは珍しく、県高野連によると「45年くらい前に中止となって以来」。時折激しく降る雨の中で行われた開会式でも入場行進は行わず、先導役の桐生第一高校の松沼敦也部員(3年)の合図で、外野からダイヤモンドに向けて一斉に前進し、整列した。

 イレギュラーな中で大役を務めた松沼くんは「緊張したけれど、開会式の雰囲気をグラウンドで味わえてうれしい。あすから全力でチームを応援していきたい」と話した。

 式典で群馬高野連の吉井均会長は「昨年は高校野球誕生100年の節目の年。今年は2年後に控える100回大会に向けた、未来に続く懸け橋となる重要な大会」などとあいさつ。また、昭和イーグルスの竹之内一宝主将(昭和村立南小6年)からの応援メッセージを受け、西邑楽の栗原佳孝主将は選手宣誓で「思いを白球に込め、新たな100年へと全力で走りだす夏にすることを誓います」などと力強く語った。

 試合中止を受け、1、2回戦は1日ずつ順延。桐生勢はあす10日、敷島球場第2試合で桐生第一が富岡と、高崎城南球場第2試合で桐生が太田とそれぞれ対戦する。試合は午前11時半開始予定。

 桐一の高田修平主将は「朝、みんなで切り替えていこうと声をかけた。しっかり調整して試合に臨みたい」と、桐高の高島喜美夫監督は「あすの方がいいコンディションでできる。とにかく全力で戦う」と話した。
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