みどり市笠懸グラウンドで27日午後に開催予定だった第23回「笠懸まつり」(実行委員会主催)は、雨のため中止となった。同日未明ごろからの雨が夜まで降り続く予報で、グラウンド状態が悪化したことなどから、同日午前8時半に実行委が中止を決めた。予備日はなく、今年の同まつりは“流会”となった。
実行委事務局(市観光課)によると、同まつりが中止となるのは1998(平成10)年8月の第5回以来18年ぶり2度目。ほかに、雨で翌日に順延して開催した年や、開催中に豪雨のため打ち切りとなった年もある。
中止の決定を受け、市は同日午前にホームページで告知したほか、広報車2台を出して市民らに周知を図った。
「こどもまつり」は例年通り 屋内でにぎやかに
みどり市笠懸公民館で27日、第32回「こどもまつり」(実行委員会主催)が開かれた。雨の影響で同日午後の「笠懸まつり」は中止となる中、館内や屋根のあるスペースを確保できるこどもまつりは例年通り開催。1000人以上の親子が模擬店や手づくりコーナーなどを楽しんだ。
同公民館や同町の子ども会育成会連合会、PTA連絡協議会、地元のガールスカウト群馬57団などでつくる実行委(委員長=阿左美文雄・子育連会長)が主催するイベント。
同町子ども会の山田風良(そら)会長(笠懸小6)と佐藤龍二(同)、長谷川朝飛(同)の両副会長が館内放送で「あいにくの天気になったけど楽しく一日過ごしましょう」と開会宣言。同館入り口の屋根スペースでは模擬店やヨーヨー釣りなどの遊び、館内では輪投げやビーズ細工、プラ板などの工作コーナーに大勢の子どもたちの輪ができた。
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