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桐西高和太鼓部、初の定期演奏会 創部11代目での晴れ舞台

 県立桐生西高校の和太鼓部(田畑咲花=さきか=部長、部員16人、小堀敬顧問)が、初めての定期演奏会を開催する。創部して11代目での晴れ舞台に、部員たちは夏休み返上で練習に汗した。「一人一人個性ある打ち方で、しっかりまとまります。地域や保護者、先生たちに感謝を込めてたたくので、和太鼓の楽しさを体で感じてほしい」と田畑部長。9月4日午後1時開演、会場は桐生市立中央公民館市民ホール、入場無料。

 プロの講師に指導を受け、技術的にも磨きがかかった桐西和太鼓部。近年は地域の祭りやイベントに招かれたり、介護施設などを訪問して演奏する機会も多い。今夏は「国宝松本城太鼓まつり」への出場がかない、本丸庭園特設ステージで1500人の観客を前に、六尺太鼓も借りて演技。「景色も広さも迫力でした」とのことで、大きな自信を得てきた。

 そして第1回定期演奏会を迎える。和太鼓には秩父や八丈島、七尾など郷土芸能の中で培われた曲や、群馬県オリジナルの「上州」「空っ風」「鶴の舞」なども。「アクセントの取り方で違う曲になる」「表情や体の使い方も見どころです」と田畑部長。心身を揺るがす迫力の響き、かたや母の胎内でなじんだ心音に似たなつかしさも魅力だ。

 練習前後には精神統一のため座禅をし、体を一つにして打ち込む。個人的に筋トレをして鍛えている部員も。「和太鼓の仲間のおかげで成長できた」というのは畠山祥大さん。唯一の3年男子で、2年生の夏ごろに“変身”したそうだ。

 副部長をつとめる勅使川原祥さん(2年)は小1からの経験者。「腕がちぎれそうになるほど、幸せな気持ちになる」といい、「一打一打に気持ちを込めます。ぼくらの意気込みを見に来てください」と呼び掛けている。

 演奏会は3部構成で、ゲストの上州・境・雉子尾太皷が第2部に登場する。問い合わせは桐西(電0277・52・2455)へ。
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