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わ鐵大間々駅に「バリアフリースロープ」

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 わたらせ渓谷鐵道(本社みどり市大間々町、樺澤豊社長)の大間々駅に、車いすでも反対側のホームに渡りやすい「バリアフリースロープ」が完成した。18日午前に「渡り初め」の式典が行われ、地元の保育園児とその祖父母、車いす利用者らが真新しいスロープを通ってホームを移動した。

 同駅の上下線のホームを移動するには渡線橋を昇降する必要があったが、お年寄りや足腰の不自由な人でも駅を利用しやすくしようと、県の「ステーション整備事業」を活用し、県とみどり市から各500万円の支援を受けてスロープを整備した。

 上下線ホームそれぞれの北端に長さ約10メートル、幅約1・4メートルのコンクリート舗装の傾斜路を新設。線路と同じ高さに踏切待機スペースと線路横断用の通路も設けた。スロープには屋根や手すりもつけた。

 渡り初めには、県や市の関係者らに加え、同駅に近い二葉保育園の年長組園児22人とその祖父母ら計約60人が参加。みんなで紅白のテープを引いてスロープを開通させ、下り線ホームから上り線ホームへ渡った。

 同駅近くに住む野口洋子さん(73)は車いすで渡り初めに参加。「月1、2回は桐生へ行くのに(わ鐵を)利用する。便利なスロープができてうれしい」と笑顔をみせた。

 二葉保育園の園児らは式典後、国交省関東運輸局(横浜市)が同駅で初めて開いた「わっしーてつどう教室」に参加。紙芝居で鉄道への理解を深めたほか、列車の洗車体験も行い、地域の鉄道に親しんだ。
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