桐生第一高校の桐桜学舎(桐生市堤町一丁目、水道山中腹)で学ぶ生徒たちの作品展が19、20日(午前10時~午後5時、最終日は同4時まで)に開催される。1~3年生53人の作品約120点を展示、一般公開する。
桐桜学舎は15年前に設立された文化教養コースの専用で、中学校時代に不登校だったり、集団生活が苦手で持てる力を十分に発揮できなかった生徒たちを応援するコース。改めて高校に入り、小集団での授業や体験学習を通して精神的安定と自立を第一に、学力向上と将来的な自己実現を図る指導、支援が行われてきた。出席率、進学率も高まり、近年は国公立大学に合格する生徒も出ている。
今回初めて一般に公開して、美術の授業で生まれた成果を披露する。作品は鋳造指輪、切り絵、ステンシルバッグ、エッグキャンドル、七宝、缶バッジ、寄せ木アート、仮面、皮革キーケース、砂絵などで、生徒たちの日々の一生懸命さが感じられる作品という。来場者は缶バッジの作製体験もできる。
校舎は宮前町一丁目交差点から水道山に上る途中の住宅街にあり、坂の右手に立てた看板が目印。問い合わせは同学舎(電0277・22・6100)へ。
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