Quantcast
Channel: ウェブ桐生タイムス
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

「介護助手」来月から育成、65~75歳で人材不足カバー

$
0
0

 不足する介護人材の充実を図るため、介護の現場で補助的な業務を担う60~75歳の「介護助手」の人材づくり事業が12月から、桐生市川内町一丁目の介護老人保健施設かがやきと、みどり市大間々町桐原の介護老人保健施設プランタン大間々で始まる。11月18日には両施設が事前説明会をそれぞれ開催。地域の有志らが参加し、施設の紹介や介護助手の仕事内容の説明を受けた。

 介護助手の人材育成は、県の「地域医療介護総合確保基金」の助成を受けたモデル事業として、県老人保健施設協会が行うもの。県内11の老人保健施設で介護助手人材づくり事業が実施される。

 介護助手とは、施設内の部屋の清掃、食事の片付け、ベッドメーク、利用者の話し相手など、介護の補助的な周辺作業を担う人材。今回実施するモデル事業は、介護の現場にシニア世代を取り込み人材不足を補うと同時に、介護補助を務めるシニアの人たちの健康増進、生きがいづくりを図る取り組みだ。

 モデル事業の実施期間3カ月で、各老人保健施設にパート職員として勤務しながら自立支援に向けた介護を学ぶ。面接で採用を決定し、個人の特性や介護経験の有無、知識などを考慮して業務を決定。契約期間終了後は、それぞれ施設ごとに採用を判断する。

 18日に介護老人保健施設かがやきで行われた事前説明会では、施設職員が介護助手の仕事内容や認知症に関する基礎知識などを解説。実際に施設内を案内し、介護で配慮しているポイントなどを説明した。
関連記事:


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

Trending Articles