Quantcast
Channel: ウェブ桐生タイムス
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

わ鐵、日光ホテル群と初コラボ

$
0
0

 世界遺産に登録された社寺や豊かな温泉に恵まれた国内有数の観光地・栃木県日光市のホテル群が、わたらせ渓谷鐵道との初めての連携事業をスタートさせる。わ鐵各駅イルミネーション点灯後の12月10日以降の土曜日に、同市足尾町内の駅と市内ホテル群を直結する事前予約制の連携バスを出す。日光側からの提案にわ鐵が即応した初のケースで、日光とわ鐵沿線の連携強化に向けた“第一歩”として関係者の期待が高まっている。

 わ鐵各駅イルミ事業は、沿線の住民や企業、団体が実行委員会をつくり、2004年度から毎年冬期間に続けている恒例行事。今年は全17駅で12月4日から来年2月末まで連日、夕方5時から最終列車通過までともす。

 連携事業を主催するのは、日光市内のホテル・旅館でつくる「日光旬旅倶楽部」(根本芳彦会長)。開催日はイルミ点灯期間中の土曜日(年末と祝日除く)で、「わ鐵イルミ体験ツアー」(募集型企画旅行)と題し、参加費1人500円の事前予約制バスを出す。

 バスが立ち寄るのは、同倶楽部に加盟する日光市内12カ所のホテル・旅館。開催日の夕方に各施設を回ってツアー参加者を乗せ、通洞駅、足尾駅を経て終点の間藤駅に到着。午後6時10分の列車到着を待って、桐生方面から乗車してきた同ツアー参加者を乗せ、再び日光市内の各施設を回る仕組みだ。

 同倶楽部のワーキングチームの一員として、わ鐵との連携を模索してきた中心人物が、ホテルナチュラルガーデン日光の平松千景支配人。数年前から関係者を説得して同倶楽部での事業化を実現し、わ鐵の樺沢豊社長の協力を得て両者の初コラボにこぎつけた。

 樺沢社長は「日光との連携はわ鐵にとって悲願。日光側から提案いただけて本当にありがたい」と語る。平松さんは「わ鐵には観光客に感動してもらえる多くの魅力がある。(14年5月の)天皇、皇后両陛下のご乗車以来、わ鐵の注目度が高まっている。今回の事業を突破口に、さらに連携を強化したい」と意気込んでいる。

 同バスが立ち寄る日光市内の12カ所のホテル・旅館は次の通り。

 ステーションホテルクラシック、星の宿、日光金谷ホテル、日光東観荘、ホテル清晃苑、鶴亀大吉、ホテルいろは、ホテル春茂登、日光千姫物語、ホテルとく川、懐かし家風和里、ナチュラルガーデン日光

 問い合わせ、申し込みは日光おでかけサロン(電0288・54・2700)か、バス立ち寄り施設へ。
関連記事:


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

Trending Articles