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西町の授業に初参加、姉妹校の黒保根小・中生ら

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 桐生市立黒保根小学校・中学校の児童・生徒30人が29日、姉妹校提携を結ぶ西町インターナショナルスクール(IS、東京都港区、マイケル・ホスキングス校長)を訪問し、初めて授業に参加した。長く行き来を続けている両校だが、前年度から黒保根町国際理解推進事業で英会話レッスンが始まり、テレビ会議システムも導入。より親密な交流を目指している。英語で進められる授業の初体験も、バディ(仲間)を組んだ西町の子たちが自然に日本語で説明役をつとめて学びと友好を深めた。

 西町ISは創設者の松方種子や姉のハル・ライシャワー元駐日大使夫人の祖父が黒保根出身の絹貿易商新井領一郎という縁で、鹿角にキャンプ場を有し、黒保根小には田植え稲刈りなどで定期的に自然体験学習をしてきた。

 日本の公教育でも英語のコミュニケーション力向上、国際理解の推進が求められるようになり、黒保根では西町ISの子どもたちとの交流活動を通して実践的に進められるのが強み。これまで西町へはイベント「フードフェア」に参加してきたが、今回は初めて一緒に授業を受けた。

 黒保根小は5年生8人と6年生6人、黒保根中は1年生7人と2年生9人が、小人数で進められる西町のクラスにバディとともに入った。星野百香さん(小5)は、新聞制作と、翌日のクラス紹介に向けた練習の2こまに参加。「カノンとミアンが説明してくれたので、よくわかった」と話し、昼休みも3人でニコニコ。中学生たちは科学や演劇などのクラスに入り、体験し考えパソコンで調べまとめる授業を楽しんだ。

 黒保根小の印東秀校長は「子どもたちの学習の場であり、教員にとっては研修の機会となった。西町の子はプレゼンテーション能力、コミュニケーション力にすぐれ、親切で、見習うところが多い。低学年からの積み重ねで力をつけていくのだと思う。これからも互いの環境を生かして交流を続けていきたい」としている。
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