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タオルにマッサージ効果、フジクニ、コンサルと協業し開発

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 浴用タオル専業メーカーのフジクニ(桐生市広沢町五丁目、藤生進康社長)が足利市内のコンサルタントとの協業で、マッサージ効果つきタオルを開発した。ウレタン素材を縫い込んで凹凸を出し、体を洗いながら刺激を与え、筋肉をほぐす。「Ristro(リストロ)」と名付け、エステサロンや美容室などを通じて販促を図る。

 同社はコスト競争に巻き込まれがちな入浴用あかすりタオルの分野で、付加価値の高い商品開発を積極的に進めている。これまでにゆるキャラの「ぐんまちゃん」「くまモン」などの絵柄を全面プリントしたタオルを企画し、新たな販路を開拓してきた。

 今回は機能での差別化に挑戦した。コンサルタントで筆描家の星野幸一さん(49)=足利市福居町=と同社の藤生洋子さん(58)がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス、インターネットを通じた交流サイト)上で情報交換する中で構想が膨らんだ。

 試作を繰り返し、ポリウレタンを縫い込む方法に落ち着いた。丸めたり平らにしたりとさまざまな使われ方を想定し、凹凸の配置も工夫した。商品名は桐生市がイタリアのビエラ市と国際姉妹都市なのにちなみ、リフレッシュと匠(たくみ)を意味するイタリア語から造語した。

 「どんな風呂にも合うよう、あえて白一色で清潔感を出した」と藤生さん。星野さんは「ありそうでなかった商品。将来はイタリアに輸出し、日本人はやるねと言わせたい」と夢を描く。

 大きさは幅約15センチ、長さ約105センチ。ナイロン製で生地は硬めと柔らかめの2種類。価格は税別1800円。
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