Quantcast
Channel: ウェブ桐生タイムス
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

モニターツアーに135人 土木遺産じっくり見学

$
0
0

 わたらせ渓谷鐵道(本社みどり市大間々町、樺澤豊社長)が土木学会の「選奨土木遺産」に認定されたのを記念したモニターツアーが3日行われ、135人の参加者がトロッコ列車の車窓などから駅舎やトンネル、鉄橋などの土木遺産を見学した。

 歴史的な土木構造物の保存や活用を促す土木遺産は、2000年の制度創設以来、全国347件、県内では12件が認定されており、わ鐵は桐生地区の施設では初、鉄道では全国8件目として今年9月に認定を受けた。

 モニターツアーは県桐生みどり振興局(桐生行政県税事務所、桐生土木事務所など)と同社が企画。当初の定員80人を大きく上回る参加希望があり、トロッコ列車「わっしー号」(2両編成)を急きょ3両編成にして運行した。3両目には、11月24日に納車されたばかりの新車両「WKT―512型」が連結され、実戦デビューを飾った。

 大間々駅を出発したツアー列車では、桐生市文化財保護課の須藤心一さんと、みどり市文化財課の萩谷千明さんが解説員として添乗。木造駅舎やレンガ積みのトンネル、トラス橋などの遺産の前では減速走行しながら、それぞれの施設を車窓から説明したほか、足尾の古河掛水倶楽部に立ち寄り、終点・間藤駅までを往復した。
関連記事:


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

Trending Articles