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赤澤圭子さん「佐々木豊賞」、第49回KFSアート・コンテスト

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 講談社フェーマス・スクールズ(KFS)による「第49回KFSアート・コンテスト」のイラストレーション・デザイン部門で、桐生市川内町二丁目在住の赤澤圭子さん(53)の作品「妖怪駄菓子屋絵図」(透明水彩)が審査委員賞の「佐々木豊賞」に輝いた。

 KFS最大のイベントである同コンテストには4部門に470点の応募があった。そのうち、イラストレーション・デザイン部門には241点の応募があり、審査の結果、赤澤さんの作品は大賞(1点)、優秀賞(3点)に次ぐ審査委員賞(6点)に輝いた。

 2011年に同コンテストで浅葉克巳賞に輝いて以降、少し毒を含む、風刺を利かせた絵の創作に取り組む赤澤さん。今回は「今はもうなくなってしまったものに目を向けた」そうで、「水木しげるさんの『世の中が平安な時に妖怪が活躍する』という言葉をヒントに、大きな災害や戦争が続く今、平和の願いを込めて妖怪をたくさん登場させました。描いていて楽しかったです」。佐々木さんは講評で「よくぞここまで細やかに描いてくれた。日本の木と紙の文化に対する温かな思いが伝わってくる」などと評価した。

 今春にはKFSの第10回絵本グランプリの創作絵本部門でも、愛犬をモデルとした絵本「カルパッチョとくすりくん」で、応募144点の中から4番目となる講談社児童書賞に輝いた赤澤さん。「自分の絵本を出版するという夢をかなえるため、よりいっそう頑張っていきたい」と話していた。
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