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ゆうちょ銀のカレンダー、桐生の紅葉風景を採用

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 ゆうちょ銀行が発行した「ゆうちょマチオモイカレンダー2017」の一部に、桐生市菱町五丁目出身のグラフィックデザイナー藤倉聖也さん(29)=東京都在住=の作品が採用された。地元・菱町から撮影した紅葉の写真を使ったもので、「夢と現実の狭間(はざま)にいる」のコピーとともに、美しい自然が根付く桐生の魅力を広く全国に伝える一枚となった。

 「マチオモイカレンダー」は国内のクリエーターが参加するプロジェクト「マチオモイ帖」の一環として作製されたもの。クリエーターが自身にとって大切な町をそれぞれの思いと共に紹介する企画で、コンペ形式で作品を選んでカレンダーを制作している。

 今年は全国47都道府県の魅力的なまちを4種類のカレンダーで紹介。藤倉さんは関東甲信越地域を中心に掲載したカレンダーの10月を担当している。

 桐生市立北中学校、県立桐生南高校を卒業。大学で言語コミュニケーションについて学ぶうちにデザインが持つコミュニケーションツールとしての可能性にひかれた。一から学び、現在はグラフィックデザイナーとして都内の広告代理店に勤務している。

 地元・桐生の魅力を広く伝えようと、マチオモイカレンダーに応募した藤倉さん。昨年の秋に撮影した紅葉の風景写真をメインにした作品で、自然と人里が近い距離にある町の特徴をコピーで「夢と現実の狭間にいる」と表現した。

 家の近く、一歩山に入れば美しい景色がある。自然の息づかいがすぐ近くに感じられ、「木々の間からもれる光の加減などまるで夢のようで、でもすぐそばに現実の生活もある。まさに『自然と対話ができる場所』」。カレンダーを手にした人に「写真に映る純粋な景色を楽しんでもらい、見たままの桐生を感じてほしい」と話す。

 都内在住でも毎週のように帰桐し、デザインの参考にする写真を撮りためたり、制作にいそしんだり、県外で紹介できるよう桐生を巡ったりしている藤倉さんは「これからも桐生の良さを発信していきたい」と力をこめる。

 カレンダーには桐生市内の郵便局長が地域をPRしているコーナーがあるほか、「マチオモイクイズ」として桐生市や写真撮影地の菱町に関係するクイズも掲載されている。

 全国のゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口で配布しており、在庫がなくなりしだい終了。同銀行のウェブサイトに印刷用データが掲載されている。
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