今年開局10周年を迎えるFM桐生(桐生市本町五丁目、塚越隆史社長)に4日、新スタジオが誕生した。桐生ガスプラザ1階に設置された「ミツバふれあいスタジオ」は、ほぼ全面ガラス張りという、文字通り〝見えるラジオ局〟。これまで以上に地域密着の情報を発信し、市民をつなぎ、中心市街地を活気づけたいと、関係者たちは口をそろえる。
FМ桐生は2007年7月、県内5局目のコミュニティーFMとして開局。77・7メガヘルツの周波数で、市民参加の地域密着放送を展開している。
新スタジオは桐生ガスプラザの1階角、喫茶ガス灯の一部を利用し開設。ネーミングライツをミツバが取得し、「ミツバふれあいスタジオ」と名付けた。
街を歩く市民とラジオの出演者がガラス1枚を隔て、あいさつできるほどの距離感。ガス灯側からもスタジオ内部が見通せる。
4日のオープニングセレモニーには亀山豊文桐生市長、石原条みどり市長をはじめ、地元商店街や関係団体の役員らが出席。塚越社長は「声の見えるラジオを目指し、これまで以上に地域密着の情報を発信し、文化創造に貢献したい」と抱負を語り、テープをカットした。
当面、月―金曜(午後5時~同7時)の「ユーガッタ・キリュウ」や土曜午後1時~同5時の「グルービー・ステーション」「舞ラブ・ミュージック」などの生放送に使う。
今後、桐生八木節まつりの生中継をはじめ、地域アーティストらによる公開ライブなどにも活用する予定だ。
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