みどり市議会(阿左美守議長、定数20)は19日、全員協議会を開き、除名処分を無効とする県知事の審決を受けて復職した海老根篤市議の失職中の報酬などをさかのぼって支給することについて市当局から報告を受けた。
海老根市議は昨年9月27日の市議会本会議で除名の議決を受けて失職したが、これを不服として、県知事に除名処分の取り消しを求める審決を申請。県知事は3月22日付で、除名処分を無効とする審決を行い、同市議は復職した。
これに伴い、市当局は、議決翌日から3月までの同市議の報酬計219万6000円と、12月分の議員期末手当97万2000円、遅延損害金(年率5%)4万1000円の計320万9000円を支払うための2016年度一般会計補正予算を3月27日付で専決処分した。
全員協には海老根市議も出席し、議長や他の市議らに対し「皆さんに殺されたが、(審決について検討した)県の委員が(除名などの懲罰を)はっきり違法と言った」などと語気を荒げて議会を批判した。
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