桐生市本町六丁目商店街振興組合(多田和生理事長)は、春と秋の恒例「本六ふれあい市」の形を変更する。これまで歩道で展開してきたフリーマーケットを、カフェ「プラスアンカー」の広場に集約。新たにグルメ広場や一箱古本市、ステージなどを設けるほか、組合員の商店や事業所との連携を深め、幅広い世代が楽しめるイベントを目指す。22年目の変革だ。
出店者を公募する形で1995年に始まった本六のフリーマーケット。2013年には「本六ふれあい市」と名称を変え、5、6、10月の第1土曜と11月3日の開催を続けてきた。
根強いファンを抱えるものの、近年は出店者の減少が続いており、昨年は1開催につき約30店と、スタート時の半分以下にまで落ち込んでいた。
一方、本六商店街の中ほどにあるプラスアンカーの広場では、「アンカーマルシェ」など、子育て世代を中心とする利用者がさまざまなイベントを展開しており、新しいにぎわいを生み出している。
ふれあい市の再生を目指す組合では、この広場に着目。昨年からプラスアンカーと協議を重ね、アンカーマルシェと併せ、歩道から広場に集約するスタイルにした。
新規企画も用意。フリーマーケット(38区画)に加え、本六グルメ広場(7区画)も設け、飲食の出店を促す。
組合ではプラスアンカーに加え、介護事業に取り組むプライマリーグループとも協力するなど、幅広い世代が楽しめるイベントに育てたい考え。
多田理事長は「昨年から取り組んできた改革。集約と協力でにぎわいを生み出したい」と話す。
今年度は5月7日、6月4日、10月1日、11月3日の開催予定。時間は午前10時~午後3時。
フリマの出店は1500円(学生は500円)、飲食店1500円、一箱古本市1000円。5月分の締め切りは28日。
申し込み、問い合わせは桐生市本町六丁目商店街振興組合(電0277・46・4178、ファクスも同じ、メールoffice@hon6.com、月・火・木・金曜の午前10時~午後4時)まで。
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