NPO法人キッズバレイの小中学生向け講座「きりゅうアフタースクール」は、地域でさまざまに活動する大人を講師に迎え、学校の授業とは異なる体験を味わってもらおうというもので、2013年から続けている。これまでに多くの子どもたちが参加。すっかり根づいている▼弊社も14年から協力し、記者の仕事を疑似体験してもらうプログラムを年に1度、提供している。新聞がどうやって作られ、読む人に届けられているかを知ってもらう機会になればと講師を引き受けてきた。第4回を春休み期間中の3月末に開き、6人の小学生が集まってくれた▼文章を書く行為は、慣れない人にとっては時として苦痛を伴い、大人でも難儀だ。低くないハードルだから、毎回応募はあるだろうかと気をもんでいる。今回はNPOが立派なチラシを製作して学校に配ってくれた宣伝効果も手伝って、全員志願して申し込んでくれた▼地元の躍進企業、スタイルベーカリーのパン工場では矢継ぎ早の質問で担当者がたじろぐほど。仕上げた文章も、記者が同じ年頃には到底書けない出来栄えだった。新聞離れが言われて久しいが、体験をきっかけに、少しでも関心が向くきっかけになればうれしい。(悠)
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