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Channel: ウェブ桐生タイムス
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日常の風景に

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 桐生青年会議所が主催し、秋に開催する短編映画祭「きりゅう映画祭」で上映される短編作品のロケが20日から始まった。午前中は同人誌の売り買いを撮るため、本当の即売会を兼ねて人を集めて、撮影するというユニークな試みが企画された▼都心から日帰りできる距離で、昔ながらのまち並みと古い建物が残り、豊かな自然に恵まれた桐生地域。その特徴と地勢のおかげで、ドラマや映画、CMのロケ地として重宝され、もはや日常になった感がある。受け入れる市民の側も、いい意味で慣れてきているのではないだろうか▼映画でこの地域の素晴らしさを発信しようと力を尽くしてきた青年会議所や、撮影に関わるさまざまな調整やエキストラの募集を担う民間団体の「わたらせフィルムコミッション」の果たしてきた役割も大きい▼映画祭の作品を基に長編となった「リトル京太の冒険」(大川五月監督)や、地場産業の繊維とアイドルとを結びつけた昨年発表のコメディー「堕ちる」(村山和也監督)は映画館での上映も果たした▼映像と物語を通じ、桐生・みどり両市の存在が市外だけでなく、国外まで伝わっていく。波紋の一つ一つが大きく広がっていくといい。(
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