桐生市は今年度、妊娠期から子育て期までの女性と子どもを対象にした月に1回の「すこやか栄養相談」を開始した。年齢を問わない「なんでも栄養相談」から、より利用しやすい仕組みを目指して母子を対象に独立したもの。前年度の「なんでも」では年間5組程度にとどまった母子栄養相談だが、「すこやか」を開設した4月は8組、5月は6組と相談件数も増え、順調な滑り出しを見せている。
妊娠期から子育て期まで、切れ目ない支援を目指す取り組みの一環。子どもの成長に合わせた食生活について、事前の申し込みで個別に相談できる。
プレママ(妊娠期)がとりたい栄養・食事、母乳育児での栄養、離乳食の種類や時期・進め方に加え、偏食、アレルギー、肥満・やせなどの不安について、市の管理栄養士が対応し、必要に応じて食事のアドバイスや栄養指導を行う。
月に1回実施している育児相談でも子どもの栄養に関する内容は多く、担当の市健康づくり課は「育児相談とすこやか栄養相談を2週間ごとに行うので、両方利用することも可能。より手厚いフォローアップにつなげていきたい」と話している。
次回は6月5日。午前8時半~午後5時。相談は無料。申し込みは同課母子保健係(電0277・47・1152)へ。
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