「ここまできたら１０００日も夢ではなくなってきたが、とりあえずは次の大台である９００日を目指して、どちら様も一日一日、『安全は小さな注意の積み重ね』を実践していってほしい」。これは、今年２月２７日付のこの欄で、桐生警察署管内（桐生、みどり両市）の高齢者（６５歳以上）の交通死亡事故ゼロの連続日数が８００日になったことを取り上げた時のあとがきである▼そのゼロ記録がきのうで連続８９８日となり、いよいよあす２８日で９００日に達する。これまでも何度か触れているが、県内や全国的にみて交通事故死者の半数以上は高齢者という状況からして、管内のこの記録は奇跡と言っても過言ではなく、当地の新たな誇るべき記録である▼管内の交通事故死者は昨年、おととしとも統計史上最少の２人にとどまっており、ゼロ記録は来週３１日で連続１７０日に。ただ、桐生市内だけでみると、おととし６月２８日に発生して以来なく、ゼロ記録はあすで連続７００日と、こちらも大記録更新中だ▼その大きな要因に、高齢者の死亡事故が２年半もないことが挙げられるのは言うまでもない。次の大台に向けさらなる安全意識の高まりを期待したい。（ま）
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