みどり市の大間々学校給食センターで調理したコーンシチューに金属片が混入した疑いがあるとして、みどり市教委は30日、学校に連絡して生徒の健康を観察し、保護者あてに通知した。対象は大間々中学校の生徒教職員274人分で、一夜明けた31日、被害や異常の報告はない。
大間々学校給食センターでは30日、コーンシチューに使うコーンが入った缶(直径約15・5センチ)を自動缶切り機で開けた。形がややいびつでうまく開かなかった缶が二つあり、その2缶を2度切りしたため金属片が発生したとみている。コーンはざるにあけ、大なべに入れて調理した。
金属片が見つかったのは大間々中に配送した分のなべからで、午後1時20分ごろ、職員が予備食缶に入れて味の確認をしたところ口内に違和感があり、長さ約1センチの針状の金属片を発見、報告した。食缶に移す際や検食では見つかっていない。
連絡を受けた学校ではすでに食事を終えていたため、生徒の健康観察をし、保護者あてに報告、謝罪するとともに「体調を確認し、腹痛など異変があった場合は病院で手当てを」などと記した通知を持たせて下校させた。
同センターでは大間々中と大間々東中、大間々北小・南小・東小、福岡中央小の給食を担当、民間委託している。同市教委では「業者に調査し、再発防止策を徹底する」としている。
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