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“らしくない”天気うらめし、市民プール客は2割減

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 東日本で続く天候不順の影響で、桐生地区でも夏らしくない天気が続いている。18日まで9日間連続で降雨を記録中で、昨日までの今月17日間のうち、半分以上の9日間で日照時間が1時間未満、最高気温が30度未満となった。桐生市相生町三丁目の市民プールの入場者数も前年比約2割減と落ち込んでおり、市内のかき氷店も「売り上げは例年の10分の1」と悲鳴を上げている。今後も1週間は曇りや雨の日が多い見込みという。

 気象庁によると、桐生地区の降雨は10日以降9日間連続。8月に入ってから17日までのデータを昨年と比較すると、日照時間1時間未満の日は昨年の1日間から今年は9日間に、最高気温30度未満の日は昨年の2日間から今年は9日間に、それぞれ急増している。

 天候不順の影響で、夏季限定の市有施設「桐生市民プール」の有料入場者数も大幅減。7月9日(無料開放の同8日除く)から8月17日までの有料入場者数は、前年同期比23・0%減の1万811人にとどまった。

 悪天候・低水温などによる期間中の閉場日も4日間に上り、1日間だけだった昨年を大きく上回った。同プールを管理する同市スポーツ文化事業団は「天候不順で客足が遠のいている。特にお盆前後がだめだったのが痛い」と嘆く。

 人気かき氷店で例年この時期は行列ができるという桐洋(同市堤町三丁目)でも、売り上げは「例年の10分の1」という現状。青木恵信社長は「自然が相手なのでどうしようもない。夏本番がもう一度来てくれたら」と、ため息をもらす。

 気象庁が18日午前5時に発表した県内の週間予報によると、今後1週間は気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の降る日が多い見込みで、天候不順はしばらく続きそうだ。
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