高崎市金古町の県立日本絹の里で6日から、桐生市在住のテキスタイル造形作家・寺村サチコさんと富岡市在住の染色作家・大竹夏紀さんによる「群馬のシルクアーティスト二人展」が始まった。10月16日までの会期中、両作家による実演会や制作体験も予定されている。初日の6日は本人が作品解説した。
2人はともに多摩美術大学の卒業生。寺村さんは絞り染めや型染め、大竹さんはろうけつ染めで作品を制作している。
寺村さんは、写真撮影とSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス=インターネット上の交流サイト)への投稿を意識した新作など立体造形物を中心に10種131点を出展。
天井からつり下げられた作品「多分、まだ花は咲かない」の前では、「女盛りは20歳というがもっと上と思う。加齢とともにアンチエイジングするより、そのままの女性がすてき」と制作に込めた思いを語った。
大竹さんは100以上の部品で構成される色鮮やかな大作を中心に8点を展示。制作意図などを述べた。
時間は午前9時半から午後5時まで。火曜休館。問い合わせは日本絹の里(電027・360・6300)へ。
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