衆院選(10日公示―22日投開票)で、桐生、みどり両市の旧勢多郡地区を含む群馬1区からの出馬に意欲を示していた中曽根康隆氏(35)は5日、前橋市内で記者会見し、1区からの立候補を断念し、自民党の比例代表北関東ブロックで出馬する意向を表明した。
希望の党や立憲民主党の結成による情勢の変化に加え、自民党本部から比例出馬の要請があったことを理由に挙げた。
中曽根氏は9月21日、1区から出馬する意向を表明し、自民公認をめざすとしつつ「不退転の覚悟で挑む」と無所属での出馬も辞さない姿勢を示していた。その後、自民は前回選で比例単独当選した尾身朝子氏(56)=1期=を1区の公認候補と決定。中曽根氏の動向が注目されていた。
1区ではこのほか、自民前職の佐田玄一郎氏(64)=9期=も出馬の意向だが、比例候補に回るとの情報もあり不透明だ。
野党では、民進党から希望の党公認候補となった前職の宮崎岳志氏(47)=比例、2期=と、共産党新人の店橋世津子氏(56)が出馬を予定している。
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